神話に学ぶ

『ハワイアンに学ぶ』


 何処の国にも在る神話…それは昔々の人々が人生を上手く生きるためのお勉強…知恵であり教訓でした…それらは口頭伝承で様々なバージョンになり今に残っています


 ハワイにも数々の神話が存在しています


『女神ヒナ』


 ヒナは半神半人マウイの母!やクー神のパートナー!…タパ作りの名人!として神話で伝えられています


 有名なのが月に登っていく話!


 ヒナにはアイカナカという人間の夫がいました…この夫が…それはそれは横暴なヒトでして…自分勝手な事を言ってヒナに辛く当たります…今で言うならDVですね…

 そしてそんな夫との間に出来たからか??子供達もヤンチャ…(その中に半神半人のマウイもいるのですが…)家出して戻ってこなかったり盗に盗賊なったりと(今風だとヤンキー…??)…もう家庭崩壊積木崩しな中、ヒナは休みなく働き、ひたすら我慢我慢で生活をしていました…


 ある日、ヒナはそんな生活に疲れきってしまい、月に架かる虹…(ムーンボーですね)…をつたい月に登って行きました


 辛い生活から解放され、月の上でヒナはやっと自分の時間を手に入れ、大好きなタパ作りをすることができるようになりました…今でもヒナは月でタパ作りを楽しんでいる…ということです


 こんな有名な神話があります…


これに学びましょう…


 自分の時間も大切!

 受身ばかりではダメ!

 息抜きも必要!


なんてのがあげられますね…


ちょっとアイカナカ(夫)や子供達に視点を変えると…


 自分勝手にしていると大切な人がいなくなる

 迷惑をかけるとしっぺ返しがくる


なんてのも学びになりますね!


 でも…このヒナ!


 別の神話では『ぐうたらで怠け者のヒナ』という内容のモノもあるのです


 ヒナは沢山の子供達を産んだのですが、何をするのも面倒くさく育児も他人任せ…(育児放棄ですね…)なので子供達はヒナではなくその周りの人達に育てられました

 大きくなった子供達にもヒナは甘えます…何かあると直ぐに一番末っ子のマウイを呼び出し、お願い事…それも無理難題をおしつけます

 ヒナは自分が何も出来ないことをヒトから指摘されてもバカ扱いされてもお構い無し…出来ないことを頑張って克服しようとなんてこれっぽっちも思っていませんでした…頼れるものは頼り、使えるものは何でも使う…出来ないことがあれば泣き叫ぶ…(あれあれ?イマドキ風?)

 いつもヒトのチカラを頼りにしていましたとさ…


 なんて話もあるのです…


もしかしたら…アイカナカからしたら後述のヒナにキレたのかもしれませんよね…

 

 物事は立ち位置が変わればモノの見え方が全く違ってきます


 片方だけの話を聞いて判断することに警鐘を鳴らすのはこういうことがある為です


 視野思考の角度を広くし、物事を見ていく為にも…色々な角度から神話を読んでいくことはとても面白い!


 1つの神話から…


 今日は色んな学びになったでしょうか…


ではまた…


〜Aloha〜