ハワイ神話

ハワイ神話

  むか〜し 昔…
モロカイ島にイリイリオーパエ ヘイアウという神殿がありました
  ここはカフナ達の勉強の場でもあり、それはそれは強力なマナが宿る場所…そして生贄が行なわれていたという神話も残っています
   ある時、この地を任されていた酋長がカフナに9人の息子達を生贄に捧げるよう要求されました
   ハワイでは『カフナ』と呼ばれる神官職はとても地位が高く神を代弁する立場でもあるため、貴族でさえカフナの言葉(神のお告げ)に従いました
  ですので、酋長は要求を断れず、ヘイアウの生贄として9人の息子達を失いました…
   カフナの言葉とはいえ9人もの息子達を同時に失い納得のいかない酋長は復讐を考えます…そこで、自分についているアウマクアのサメに祈ると、海の方から鉄砲水が襲いかかりカフナを海に引きずり込んだということです…

  ハワイには、もともと生贄信仰は無かったのですが、サモアからやってきたカフナ達により、生贄信仰が始まったと言われています…
   雨乞いや豊穣、大漁、生活上の祈りはロノやカネ、カナロアを祀った『ヘイアウ』と呼び、クーを祀り戦いを祈願し生贄が捧げられるものを『ルアキニ』と呼び、区別されていました
   取り壊されたヘイアウも多いのですが、現存するヘイアウは今も古来からのエネルギーを保っています…
  ヘイアウに行く際はその歴史や何が祀られているのかを知った上、静粛な態度で訪れることが大切です…その場に宿るマナは高く、神さまは今もその全てを見ています…

〜Aloha〜