ハワイアンと食

『ハワイアンと食』

  食は儀式…神聖なる毎日の儀式は、昔、男女別に行われていました
   様々な『カプ』と言われる制限が設けられ、時期的に食べてはならないもの、女が食べてはならないもの…など決まりがありました
   ハワイアンの主食である『ポイ』は、蒸したタロ芋を潰し、水を加え柔らかくペースト状にしたものなのですが、これがまた神聖な食べ物だったのです!
   タロ芋は最初の人間と兄弟であるという神話があり、特に大切にされ、育てるのも食べるのも儀式…「ハーロアというタロ芋の神様がポイの上を漂っていた…」と西洋人が、ハワイアンたちがポイを食べる光景を見、神秘的なものを感じた記述が残されています
   そんな神聖な食べ物(食事)ですから、ポイを食べている時は、叱ったりネガティヴな話をしてはいけなかったそうです
   また、食は神様から頂いた大切な糧…粗末にしたり、残したり…盗んだりしてはならないと、食に関するルールがあります

   これは、ハワイに限らず日本でも昔から言われていることですね!日本人は「タロ芋と兄弟だよ!」と言って育てられてはいませんが、必ず食事前に手を合わせ「いただきます」と言って食べ、終わりには「ご馳走様でした」とまた手を合わせて言う…
   全てに命が宿り、その命をいただくことで私たちは生きることができている…勝手に育った食材ではなく、大自然のエネルギーがあるお陰、そして作り手さんに対しての感謝…
   昔は、食事中は静かに行儀よく!と日本でも食は立派な儀式でした…
   現代社会では、行儀よくすることは求められますが、静かにするより、家族間の会話や、楽しく食事をしましょうという意識の方が大きいですよね!
   食事中はせめてTVや携帯などに没頭せず、『食』に意識を傾けたいですね!

   ハワイでは、タロ芋と人間が兄弟ということで特にタロ芋が大切にされたわけですが、日本では『穀物』→イネやヒエ、アワなどの穀物は、神様の体から生まれたという神話があり、とても神聖視されていました

   毎日の食事に感謝し、様々なマナを感じてみて下さい…

〜Mahalo〜

※ Haleakalaは明日も営業です