ハワイアンの食事

古代ハワイアンの食事

  今では世界中の人種が集まり世界中の料理で溢れかえっているハワイアンの食事事情…でも本来は、とても簡素なものでした
  コテコテの調味料なんかありません…塩と、スパイスになりそうな赤ピーマンや色んな種類の海藻を具材に混ぜ合わせることで味付けし、素材本来の味を楽しんでいました
  だから、アヒポケなんかも今では醤油のようなソースで味付けをしていますが、本来は塩味や、ナッツを砕いたペーストなんかで食べていたそうです
  日本人がお米を主食とするように、ハワイアンはタロ芋が主食!タロ芋を蒸したりして柔らかくしたものを、専用の石臼のようなものでつぶし、水を加えながらドロドロにしペースト状にします。これが『ポイ』と呼ばれるハワイで何時も欠かせない食べ物!これは、男の仕事であり、これが上手に作れないと一人前とみなされず、お嫁さんも もらえなかったそうですよ
  ペースト状になったポイは2日ほど置き発酵させてから食べるのが基本!発酵料理に慣れている日本人でもこれはちょっと…きついですね!
  冷蔵庫もない灼熱の地で、ハワイアン達はどうやって食糧を保存していたのか…?ポイのように発酵させたり、魚や肉を塩漬にしたり、また、海藻などは乾燥させ保存…採ってきた魚は養魚池に放し、いつでも食べれるように…と工夫していたようです…日本人の食事事情と似ていますよね!
  そして、調理方法は、あぶり焼きが基本!  煮る時は、ひょうたんの中に水を入れ、そこに熱く熱した石を入れ、煮たい食材を一緒に入れる…また、ハワイのルアウ(パーティー)に欠かせない調理法『カルア』これは、イムと呼ばれる地下のかまどでの料理!地下を掘り、石を敷き詰め蒔きを入れ、石が真っ赤になるまで焼きます。焼けた石の上にバナナの葉っぱを敷き詰め、調理したい肉や魚などを葉っぱで巻いて置き、さらにその上に葉っぱを敷き詰め、土をかぶせて3〜4時間ほど蒸し焼きに…時には豚まるまる1匹入れて蒸し焼きにすることも…
  また、日本人と同じように生魚を食べる習慣も昔からありました…前述したアヒポケもそうですが、ロミロミサーモン…ロミロミサーモンも、オニオンや海藻の食材そのものの味が決めて!美味しいとれたてのサーモンと少しの塩で格別な味に…
  今、ココナッツオイルが注目を浴びていますが、ココナッツもハワイアンの生活には欠かせませんでした。
  食材が本来もつ栄養素や自然の恵みを最大に活かし摂取していたハワイアンの伝統料理…ハワイに行った際は是非試してみてください😊

  〜Aloha〜