ブラックロック

西マウイにあるカアナパリビーチに、ブラックロックと呼ばれる黒い岩があります

この岩は、死者の魂が黄泉の国へと旅立つ場所として、古代ハワイアン達から恐れられていました


18世紀後半、マウイやオアフを治めていた酋長カヘキリは、度々、ハワイ島の酋長カラニオプウと戦いになり、カヘキリ軍の兵士達は疲れ果ててしまっていました

そんな兵士達の士気を高めるため、カヘキリは「勇気をもて!死を恐れるな!」と言ってブラックロックから必死のダイブをしてみせました

この勇敢な姿を見て、兵士達は奮い立ち、カラニオプウの軍を打ち破りました


カヘキリは、勇猛果敢で人望も厚く、死を恐れぬ印として、顔と体の右半分に刺青を入れていたといいます


南太平洋は、刺青の本場…英語のタトゥーはポリネシア語が起源って知っていましたか?

サモアの神話では、双子の女神が祖先の島ハヴァイキに行き、刺青の技術を習得したといいます

又、マオリ族の神話でも刺青は黄泉の国からもたらされたものと語ります

カヘキリの刺青は、死からのよみがえりを象徴し、恐れを克服した姿…彼につく兵士達もまた、体に刺青を入れていました

兵士達の刺青は、カヘキリに属する印であり、カヘキリへの忠誠の証でもありました


ハワイを含む南太平洋一帯では、刺青は、どの集団に属しているかの印として、小さな頃から施されました

又、結婚などの人生の節目にも施される儀式の一つでもあったようです


現在のブラックロックは、夕方に行われるトーチセレモニーが観光客に人気…古の戦士たちに捧げるように、トーチとレイを海に投げ込んだあと、ダイバーは海にジャンプします…これは、カヘキリの伝説にならったものだそうです


〜Aloha〜


※ 和歌山ハワイアンロミロミHaleakala

今週末、23(土) 24(日)は、和歌山マリーナシティにてハワイフェスティバルに出店いたします(お店はcloseとなります)皆様のご来場お待ちしております