女王 カアフマヌ

ハワイ王国はカメハメハ1世に始まり8代目のリリウオカラニ女王で幕を閉じます

リリウオカラニ女王は後継にカイウラニ女王を指名していましたが、王国の滅亡によりそれは叶いませんでした

ハワイ王国において、女性の力というのは強力で表舞台に立つことは稀ではありませんでした


カメハメハ1世の妻の一人(一夫多妻制でした)に、20ほど歳の差があったカアフマヌという女王がいました

カメハメハ1世はこのカアフマヌを一番寵愛したと言われています

カメハメハ1世の死後、カアフマヌは『クヒナヌイ』(摂政)という制度をとり、まだ幼いカメハメハ2世、3世の治世を後ろから動かし王国を取り仕切っていきます

カアフマヌのとった行動は大胆でした  それまで王国を支えていた『カプ制度』を廃止し、キリスト教(プロテスタント)を広めます  布教において、ハワイの神々が都合の悪い存在となったため、次々とヘイアウを取り壊し、教会を建設してゆきます   カフナによるチャントではなく、聖歌が歌われるように変わっていきました


無茶苦茶な行動!ととらえる方もいるでしょう…しかし、カアフマヌのこの大胆な行動により、ハワイは一気に文明が進みます


女性の行動は大胆で、時に感情的、情熱的ですが、そのパワーは計り知れません

それまであったカプ制度というものは、女性の行動を制限する内容のものが多かったのですが、これは男性が、女性の持つ本来の力を恐れての禁止事項であったとも言われています


一見、冒涜的なカアフマヌの政治ですが、王国に活字をもたらし、教育機関を作りあげました

島外の国のことを知り、技術を取り入れ、便利なものや西洋医学の導入により、当時 蔓延していた伝染病からハワイアンの命を救います


カアフマヌはハワイ王国歴代の党首ではありませんが、カメハメハ1世が亡くなったあと、王国を改革していったパワフルなカリスマ性を持った女性です


写真は、マウイ島 カフルイにある『クィーン カアフマヌ センター』(ショッピングモール)のカアフマヌ女王の銅像です


カアフマヌはマウイ島ハナ地区で生まれました

高貴で美しい女性だったそうです


〜Mahalo〜


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